エネルギー環境講演会

■演題 『エネルギー観光〜あんな話こんな話〜』
作家の荻野アンナ先生がニッポンとフランス、21世紀のエネルギーの現場を案内
講師 : 荻野アンナ 氏 (作家・慶応義塾大学文学部教授)
日 時 | 2007年6月2日(土)14:00〜15:30 |
---|---|
場 所 | 富山第一ホテル3階「天平」 |
参加者 | 400名 |
講演内容
*講演内容*
・エネルギーの現場を取材するきっかけ ・山形県舟形町の雪冷房システム ・北海道江別市の町村農場バイオガス発電 ・フランスのグラブリーヌ原子力発電所視察 ・フランスと原子力 ・エネルギーと十二ひとえ ・エネルギーと魔法の絨毯 など
「エネルギーの現場を訪ね歩きませんか?」と雑誌編集者からの1本の電話がきっかけで、エネルギーの現場を取材することになったアンナ先生。
今回の講演「エネルギー観光〜あんな話こんな話〜」は、エネルギーの現場を90分で体験できる、とても愉快でためになる講演でした。
アンナ先生は、「日本全国を取材して、火力、水力、原子力にプラスし、風力、地熱、波力、利雪に牛糞と自然の恵みは何でも使う、ウンチだって立派な燃料となるということがわかりました。そして、エネルギーの横綱は石油と原子力という現状も見えてきました。いわゆる「新」エネルギーの多くはまだまだ割高で、規模が小さいのです。そのうえ、風力は風まかせ、太陽光は天候まかせです。火力や原子力を、洋服で例えるならば、9号11号と規格サイズがあるプレタポルテ、それに対して、新エネルギーは、それぞれの土地や気候にあった対応をしなければならないから、オートクチュールだと私は思っているのよ。」と、日本のさまざまなエネルギーの現状についてお話いただきました。また、電力の8割が原子力であるフランスの原子力発電所視察の様子などをたくさんのスライドで紹介していただきました。アンナ先生のユーモアを交えたお話に会場は大いに盛り上がり、参加者一同、21世紀のエネルギーについて理解を深めました。
ユーモアたっぷりに講演された「荻野アンナ」先生
荻野先生と高澤会長
★荻野アンナ先生の講演会の一部を動画でご覧いただけます。(約10分) | ![]() |
![]() |
![]() |
このコンテンツをご覧いただくにはWindowsMediaPlayer(無料)が必要です。 お持ちでない方は、こちらからダウンロードして下さい。 |
VOICE
〜講演会に参加された方の声〜
- 日本とフランスのエネルギーの現場をたくさんのスライドでご紹介いただき、様々な発電方法やエネルギーについて知ることができ、勉強になりました。
- すばらしい講師の講演会でした。90分間、アンナ先生のお話に引き込まれました。
- 荻野アンナ先生、ステキでした。
